後を絶たない住宅リフォームや外壁塗装に関するトラブル。 その根底にあるのは、多くの場合「情報の非対称性」、すなわち、消費者と事業者の間に存在する知識や経験の隔たりです。

この「情報の溝」は、消費者が不安を抱えたり、不利益を被ったりする原因となるだけではありません。同時に、高い技術と誠意を持って仕事に取り組む「優良な事業者」までもが、不当な価格競争や業界全体への不信感によって正当に評価されない、という悲しい現実を生み出しています。

一部の不誠実な事例のために、消費者は疑心暗鬼になり、真面目な事業者は誇りを持って仕事がしづらくなる。この負の連鎖は、市場全体にとって大きな損失です。

私たち、一般社団法人日本住宅監査機構の使命。 それは、消費者と事業者の間にある「見えない壁」を取り払い、透明性の高い公正な情報基盤を築くことです。

消費者が適正な価格で質の高いサービスを受け、心から「満足」できること。 そして、優良な事業者がその技術と誠意にふさわしい「信頼」と「評価」を得られること。

消費者と事業者、その「両者」が互いに信頼し合い、共に発展していける健全な住宅市場を創造する。 その実現こそが、私たちの揺るぎない使命です。